【メタルトーク】邦題が話題?CARCASS「DESPICABLE 鬼メスの刃」
こんにちは。Dr. メタルです。
今日はCARCASSの新作「DESPICABLE 鬼メスの刃」について書きます。
CARCASSとは?
CARCASSはイギリス出身のデスメタルバンドです。
1980年代から活動しており、活動休止していた時期もありましたが、現在も活動している歴の長いバンドです。
ARCH ENEMYのマイケル・アモットが一時期在籍していたことでも有名です。
邪悪で攻撃的なサウンドが特徴で、疾走感のあるメタルサウンドは非常にカッコいい。
以前からグロテスクなアルバムジャケットや日本盤の邦題もしばしば話題になっておりましたが、今回リリースされた新作は妙な方向性で話題になっているようです。
CARCASS「DESPICABLE 鬼メスの刃」
「DESPICABLE 鬼メスの刃」は10月30日にリリースされたCARCASSの新作EPです。
★CARCASS – The Living Dead At The Manchester Morgue
「DESPICABLE 鬼メスの刃」のオープニングトラック。
名盤「Surgical Steel」のイントロを彷彿させるようなCARCASSらしい重々しいギターで始まり、途中から疾走する展開は非常にカッコいい。
ライブで盛り上がりそうな1曲です。
日本盤の邦題
今回、多くの方が気になってしまうのは、「鬼メスの刃」という邦題だと思います。
邦題というのは、日本盤を発売する上で、多くの人の耳に触れたり話題となったりすることで、それ自体がトレンドワードとなるような強い印象を与えて、認知を高める効果があると思います。
映画などでは、内容的に大事な部分を上手に取り上げるワードで邦題をつけ、賞賛されることも多いです。
そのため、邦題をつけること自体に意見を言うことはないですが、今回のEPの邦題はいかがでしょうか。
HR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)の市場というのは、決して大きいものではありません。万人受けする音楽ではないので(それ自体は悪いことでもあり、良いことでもあります)、邦題の印象はあくまで限局的なものなると思います。
そうであれば、現在の流行に妙に乗っているネタ邦題ではなく、HR/HMのリスナーに向けた、そしてHR/HMのリスナーがクスッとできるような秀逸な邦題の方が望ましかったのではないかと考えてしまいます。
CARCASSはもともとインパクトのある邦題がアルバムや曲ごとに付けられてきたことでも非常に有名です(「硫酸なんでもどろどろ溶かす」や「由緒正しき屠殺場」など)。
今回の邦題もSNSでなかなか話題になっている印象ですので、今までとは違う意味で有名になるかもしれません。
最後に
CARCASSの新作EP「DESPICABLE 鬼メスの刃」の感想を書きました。
邦題のネタ的な話題が先行していますが、音楽も是非聴いてみてください。
CARCASSの入門としてはバンドを代表する名曲「Heartwork」がおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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