【医師国家試験対策】基本的な考え方編
こんにちは。Dr.メタルです。
今日は医師国家試験の対策について書きます。
医師国家試験とは?
医師国家試験は、毎年2月頃に行われる医師免許を取得するための試験です。
「国試」なんてみんな呼んでいます。
学生時代に進級試験や卒業試験など、たくさんの試験がありましたが、4月から晴れて医師になるための最後の関門です。
その医師国家試験に合格するべく対策を書いていきたいと思います。

まずは基本の考え方から
現在では、様々な大学がMECやTECOMといった予備校と連携しながら国家試験対策を進めています。
予備校と連携している大学では、その講義や対策内容をうまく活用ていくことも合格への近道となりますが、基本的には次の考え方が非常に大事になってきます。
1.「基盤となるもの」をしっかり決めること。
2.「みんなと同じ」勉強をすること。
それぞれについて詳しく書きます。
1.「基盤となるもの」をしっかり決めること。
一つ目はこちら。
どういうことかと言いますと、国家試験の勉強を進める上で、色々な教材に手を出すのは得策ではありません。
大学の試験対策の授業や予備校の講義、自分で決めた教科書など、いずれにしても、何か一つ基盤となるものを決めて、まずはそれをしっかり固めることが大事ということです。
色々は教科書や講義資料をかき集めて、あっち行ってこっち行ってという勉強法はあまりお勧めできません。
では、なぜ色々な教材に手を出してはいけないのでしょうか。
それは医師国家試験の範囲が膨大だからです。
なおかつ新しい治療法や最近の研究トピックなど、最新の医学知見も含まれる試験であり、細かいところまで全ての知識を網羅することはよほどの天才でない限り不可能です。
そのような試験であるからこそ、基本となるポイント、言い換えると試験によく出るポイントは限られてます。そして、それはどの教科書でもほぼ同じです。
ですので、一つの「基盤となるもの」をしっかり決めて、まずはそれをしっかり勉強する。
それが終わった上で、他のものを利用しながら知識を補強するという考え方が非常に大切になってきます。
2.「みんなと同じ」勉強をすること。
続いてのポイントはこちら。
国家試験対策において、みんなと同じ勉強をすることが得策と言われます。
これは色々なところで噂になるので、聞いたことがある人も多いでしょう。
では、なぜみんなと同じ勉強をすることが重要なのでしょうか。
それは、医師国家試験が「大半が受かる試験」だからです。
2020年2月の行われた試験の合格率は92%でした。2020年は過去最高だったようなのですが、例年、大体90%前後の合格率になるようです。
そのため、あまり奇をてらったような対策に走るのは危険で、みんなと同じような勉強をすることが大事です。
極論、みんなが間違える問題は間違えてもいいのです。
大きな母集団から離れないことが大事ということです。
どうして医師国家試験がこのような問題を出題してくるのか、おそらく医師になる上で最低限のことをしっかり理解してますか?という問いかけなのだと思います。
一人の悩みを抱えた患者さんと対峙する上で、何に着目すれば良いのか、そして何を見落としてはいけないのか、そのようなことを理解してないと大きな事故、つまり、命に関わるようなことに繋がりますよ、というメッセージなのだと思います。
まずはそこを理解しないと医師にはなれないのです。
専門的なことは医師なってからしっかり学べば良いのです。
それはまた研修医制度が始まったことの理由でもある気がします。
色々書きましたが、医師国家試験はそのような最低限の幅広い知識を押さえる必要があります。
あまりマニヤックな内容に走り過ぎないことが大事です。
最後に
医師国家試験にむけて基本的な考え方を書きました。
長い文章になってしまいましたが、考え方はシンプルです。
参考にしていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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