【GHOST】古くて新しい?ダークで魅惑なメロディックバンド

こんにちは。Dr.メタルです。
今日はGHOSTについて書きたいと思います。

GHOSTとは?

GHOSTとは、スウェーデン出身のHR/HMバンドで、海外でかなりの人気を誇ります。

2016年にグラミー賞のベスト・メタル・パフォーマンス部門を受賞したことでも話題となったバンドで、オカルトめいたファッションステージパフォーマンスが有名です。

最近では、2019年3月に行われたDOWNLOAD JAPAN 2019への出演のために来日して多くの観衆を魅了しました。
DOWNLOAD JAPAN 2019は2ステージ構成でしたが、かなり多くの人がGHOST側のステージに集まっていたのが印象でした(その後に控えるSLAYERのラストライブに向けたファンの陣取りもあったと思いますが)。

基本的には、ボーカルのトビアス・フォージとそのバックバンドを務める覆面隊「ネームレス・グールズ」から成る構成です。

このトビアス・フォージという本名自体もデビュー当時は公表していませんでした。しかしながら、2017年にネームレスグールズと揉め事が勃発し訴訟を起こされたことで、トビアス・フォージの名前が公表されたという、なんとも言えない経歴のあるバンドです。

GHOSTの音楽性

GHOSTの音楽性の特徴は、仰々しい見た目に反して、音楽はかなりキャッチーです。

オカルトめいた怪しい雰囲気やレトロな雰囲気の曲も多いですが、基本的に流れるようなメロディがコンパクトな楽曲としてまとめられていて、大変聴きやすいものとなっています。

コンパクトとはいえ、曲ごとに起伏のあるギターソロであったり、ドラマティックなイントロなど聴きどころは多いです。

ステージパフォーマンス

ライブでは、教会のような大規模のステージセットが組まれ、白黒メイクで歌うトビアスフォージと覆面のバックバンドというのがお決まりの構成です。

初期の頃のトビアス・フォージはかなり手の込んだ派手な装飾に身を包んでいましたが、最近はコンパクトになって動きやすそうな印象です。

もしかしたらブラックメタルが始まるんじゃないかというようなダークなホラーテイストが強い雰囲気を醸し出しておきながら、その雰囲気に反して音楽性は妙にキャッチーであったりというギャップに加えて、切れ味の良いヘヴィなバンドサウンドが登場するあたりが幅広いリスナーの人気を得ている要因でしょうか。

GHOSTの名曲を紹介

海外ではかなりの人気を誇るバンドで、さすがグラミー賞受賞バンドというように、かなり幅広いリスナーにアピールできる曲が並んでいます。

バンドコンセプト上、Music Videoには色々思うところはありますが、音楽をとりあえず聴いてみてください。

エクストリームメタルを毎日聴いている方には物足りない感じもあるかもしれませんが、一度は聴いてもらいたい王道の曲を紹介します(特に「Cirice」!)。

★GHOST – Cirice
まずはグラミー賞受賞曲。
暗いギターメロディに楽器群が徐々に加わっていく緊張感のあるイントロの流れがとにかく素晴らしい名曲。特に小節を跨ぐティンパニがお気に入りです。
ギターソロの流れるようなメロディーも劇的な印象を残しています。

★GHOST – Square Hammer
ライブのラストに演奏される定番曲です。
親しみやすくノリのいい一曲。

★GHOST – Rats
期待感を持ってサビに向かう展開が気持ち良い、軽快なアップテンポナンバーです。

★GHOST – Dance Macabre
ライブでのカラフルなステージライトが印象だった一曲。妙に明るいです。
ギターソロも安定のメロディアスさ。
Music Videoの1:40から曲が始まります。

最後に

バンドのコンセプトを奇抜なファッションやステージパフォーマンスで表現することは、アメリカのモンスターバンドKISSであったり、V系と呼ばれるバンドなど、今では数多くのバンドの表現の一部となっており、GHOSTのバンドイメージも特に大きな新鮮味はありません。

しかし、GHOSTというバンドは決して見た目だけのバンドではありません。
高品質な音楽を演奏しているからこそ、これだけの人気を誇っているのです。

ぜひ聴いてみて、その魅力を体感してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。