【メタルトーク】叙情的な怒涛のメロデス!元SERPENTメンバーによる新プロジェクトGrave to the Hope

こんにちは。Dr. メタルです。
今日はGrave to the Hopeについて書きたいと思います。

Grave to the Hopeとは?

Grave to the Hopeとは、元SERPENTのKeija(Dr/Key)とKen(Vo)が結成したデスメタルプロジェクトです。

SERPENTと言えば、叙情的なメロディーの洪水とも言うべき極めてメロディーオリエンテッドメロデスバンドでした。

今は解散しており、中心人物であったKeijaはVeiled in Scarletを結成してバンド活動を続けていました。

今回のプロジェクトGrave to the Hopeは、共に元SERPENTのメンバーであるKeijaとKenが組んでいるので、いわば「もう一度SERPENTを」のようなプロジェクトですので、音楽的にも期待された通りのものがありました。

Veiled in ScarletはSERPENTを受け継ぐメロディアスな音楽性が特徴でしたが、個人的にはボーカルが好みと少し離れていたので、実はそんなに聴いていませんでした。
ですので、SERPENTのファンであった身としては、今回のプロジェクトは大変嬉しい。

SERPENTの旋律はとても叙情的で、特にセカンドアルバム「xGODx」に収録されている「Suicide Diary」の心に激しく訴えかける泣きのギターなんて、メロデスというジャンルの中でも伝説級の求心力のある旋律だと思います。

Grave to the Hope「PROVIDENCE」

Grave to the Hopeが2020年末にリリースしたファーストアルバムを紹介します。

★Grave To The Hope – The Dimness of the End
非常に勢いのあるメロデスチューン。
激しくアグレッシブなパワーを持って疾走するリフ、そしてサビではバックに流れる「まさに」とも叫びたくなるギターメロディに心奪われます。
個人的に2020年リリースされたメロデスで最も印象に残った1曲です。
 → 【新年】2020年の思い出の曲など

★Grave To The Hope – Dispel the Humanity
耳触り良いキャッチーなサビメロディー、流れるようなギターソロを持つナンバー。
そしてこの曲一番の見せ所と思われる、涙を誘うラスト迫り来るような疾走パートが印象的です。

最後に

元SERPENTのメンバーが結成したメロデスプロジェクトGrave to the Hopeについて書きました。

Keijaはやっぱり非常に素晴らしいメロディーメーカーですね。
彼の書くメロディーは、クサいメタルのジャンルにおいて「良くある」や「どこにでもある」ようなものではなく、非常に個性的で、そして心に迫り来るのが素晴らしいですね。

本作はコンパクトな曲が多かったので、今後はドラマティックな構成を持つような曲も聴いてみたいところですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。