【HELLOWEEN】まさに生ける伝説!パンプキンが彩る永遠のジャーマンメタル!

2021年3月7日

こんにちは。Dr. メタルです。
今日はHELLOWEENについて書きたいと思います。

HELLOWEENとは?

HELLOWEENとは、ドイツ出身の伝説的な大御所バンドです。
1980年台初頭から活動しており、現在も精力的に活動を続けている、まさに生ける伝説とも言えるバンドです。
日本でも絶大な人気を誇ります。

ドイツ出身のメタルバンドを一括りにした言葉としてしばしば「ジャーマンメタル」という名称が使われますが、「ドイツ出身の」という意味だけではなく、暗に「HELLOWEENのような音楽性の」という意味を含んで使われることが多いようです。
それだけジャンルのイメージ形成や多くの後輩に多大な影響を与えたバンドであります。

HELLOWEENに在籍したメンバーが脱退した後に、それぞれがバンドを結成することも多く、有名なところではGAMMA RAYやMASTERPLANなどですが、他にもたくさん繋がりのあるバンドが存在し、まさに家系図が書きたくなるような系譜です。

最近では、過去に脱退した主要メンバーであるカイ・ハンセン(G)とマイケル・キスク(Vo)がHELLOWEENのライブに復帰参加しており、2016年からの「PUMPKIN UNITED」で同じステージに立つということで、そのライブツアーにおいて往年のファンを感動の渦に巻き込んだというのは記憶に新しい話です。

私も幸いそのライブを体感することができました。伝説的なメンバーが同じステージに立つのを見て、込み上げてくる心の中の熱い感覚は今でも忘れられません。「Walls Of Jericho」の名曲をカイ・ハンセンがギターボーカルとして歌うパートなんて、色々な感覚が思い起こされるようで非常に感動しました。

HELLOWEENの音楽

HELLOWEENの人気の音楽と言えば、メロディックスピードメタルです。
明るく哀愁疾走する曲が多く、ジャーマンメタルのイメージ像そのものです。

もちろん裏打ち主体のスピードナンバーだけではないですが、どの曲も非常にメロディ重視、そしてキャッチーカラフルな明るさを持っているのが特徴です。

アルバムジャケットにしばしば登場するハロウィンのカボチャをイメージしたキャラクターも、とてもコミカルで、このバンドの音楽性を表していると思います。

メタルの入り口

日本で絶大な人気を誇るHELLOWEENですが、メタルファンにとってHELLOWEENこそ「メタルの入り口」となったという方は多いのではないでしょうか。

HELLOWEENの数々の名曲を耳にして、メタルという世界にのめり込んでいった人も多いと思います。

という私も、HELLOWEENから洋楽メタルにハマった一人です。
リアルタイムで「Keeper Of The Seven Keys」などの歴史的名盤を体験して本バンドに辿り着いたわけではありませんが、受験勉強で訪れた地元の公立図書館にたまたま初期のアルバム「Walls Of Jericho」がなぜか1枚だけ置いてあったのです。

もちろんX JAPANなどを好きになって、激し音楽を探している上でなんとなく辿り着き、HELLOWEENの名前自体は知っていたのですが、ちゃんとバンドのアルバムとして聴いたのは「Walls Of Jericho」が初めてでした。

そのアルバムの中に流れる、激しさと共存する確かな力のあるメロディー、「Heavy Metal (Is the Law)」や「How Many Tears」などのメロディアスな名曲を聴いて、心掴まれたのは今でも鮮やかに覚えています。

激しい音楽だけど、その中にある非常に綺麗で、どこか親しみやすい音楽に触れたのが、自分にとって「洋楽メタルの入り口」であったのは間違いありません。

そういった意味で、「メタル初心者なんだけど、何か聴きやすい曲ない?」なんて聞かれたら、今でも「HELOWEENというバンドのね、○○なんて曲は〜」なんて答えます。

HELLOWEENの代表曲を紹介!

HELLOWEENの代表曲を紹介します。
バンド歴の長く、リリースしているCDの数も大変多いので、数曲のみを挙げるのは大変心苦しいですが、これを聴いて、他にもたくさんの名曲を聴いてもらえると嬉しいです。

★HELLOWEEN – How Many Tears
激しい音楽とメロディックでキャッチーな音楽」
その一見不調和であるような音楽性の融合が極めて絶妙になされているHELLOWEENの初期の名曲です。
荒々しくもとめどなく流れるメロディーが感動を誘います。

★HELLOWEEN – Halloween
まさに超大作
キャッチーで聴きやすいメロディーをふんだんに使いながら起伏のある曲構成が展開されています。
PUMPKIN UNITED TOURの冒頭でこの曲のイントロを聴いたときは、それだけで期待感に満ち溢れた感涙に誘われたものです。
この曲が気に入ったら、この曲と共にHELLOWEENを代表する超大作「Keeper Of The Seven Keys」(曲名)を聴いてみてください。

★HELLOWEEN – Eagle Fly Free
本ジャンルを代表する神曲です。
疾走感あるAメロや飛翔するようなサビの高揚感、ベースソロやギターソロが彩る間奏など、メロディックスピードメタルの良いところを十分に網羅した文句なしの超名曲

★HELLOWEEN – Dr Stein
この曲で聴くことができるHELLOWEENの愛くるしいキャッチーさは随一です。
何度もリピートしたくなる耳障りの良さはまさにこのバンドが持つ魔法ですね。他には「Power」なんかもキャッチーな名曲で有名です。

★HELLOWEEN – Pumpkins United
とても明るく爽快なメロディックスピードメタル。
3拍子のイントロ、流れるようなサビのコーラスが心地よく、元気を与えてくれます。

★HELLOWEEN – The Saints
こちらもHELLOWEENが送るキラーチューン。
7分もあるとは思えないくらい引き込まれる名曲で、特に間奏のギターソロが印象的。
聴き終わると、アルバムジャケットから連想させるような幻想的な不思議な夢のような)世界を見たような気がします。

★HELLOWEEN – Pumpkins United
上に書きましたが、過去に脱退した主要メンバーであるカイ・ハンセン(G)とマイケル・キスク(Vo)が復帰参加したPUMPKIN UNITED TOURに際して発表されたスピードナンバー。
このようなアニバーサリー的なツアーと共に「これこそまさにHELLOWEEN」という、完璧にファンが求める音楽であり、なんともファン泣かせの1曲です。
歌詞の中に、過去の名曲ダイレクトに彷彿されるワードが至るところに登場するのも素晴らしく憎い演出。

最後に

ドイツ出身の伝説的な大御所バンドHELLOWEENについて書きました。
記事を書いている途中も過去の名曲に触れ、それぞれにまつわる思い出を思い起こしながら感傷に浸っていたりしました。

HELLOWEENはとても長いバンド歴がありますが、その長い歴史でこのほどまでに感動を与え続けてくれるバンドは稀有だと思います。
そういった意味で、上で紹介した曲はHELLOWEENの魅力的な名曲の数々の中の一部に過ぎません。
まだまだ元気なバンドなので、これからも素晴らしい、魔法のような曲に期待したいものです。

是非HELLOWEENの名曲の数々を聴いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。