【入門編】クラシックとメタルは相性抜群?シンフォニックメタルの魅力

2020年10月16日

こんにちは。Dr.メタルです。
本日はシンフォニックメタルについて書きます。

シンフォニックメタルとは?

シンフォニックメタルとは、その名前からも連想されるように、ストリングスやキーボードによるオーケストラサウンドをふんだんに取り入れたメタルです。

クラシック音楽のような音階や起伏の激しさも特徴です。

オーケストラサウンドを導入するだけでなく、中にはクラシック音楽のメロディをそのままアレンジして曲に取り入れることもあります。

★GALNERYUS – Angel of Salvation
モチーフはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲です。
日本が誇るメタルバンドの凄まじい名曲です。

★HEAVENLY – Ode to Joy
モチーフは有名なベートーヴェンの交響曲第9番(通称第九)ですね。

メタルとクラシックは相性抜群?

メタルとクラシックと言えば、一見不思議な組み合わせと思う方も多いと思います。

過激なメタル」と「高貴なクラシック」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しかし、元々メタルとクラシック音楽の親和性は高いと言われていました。

「Smoke On The Water」で有名なDeep Purpleはハードロックにクラシカルなメロディを大々的に導入したバンドとして知られています。
CMでもおなじみの「Burn」でありますが、間奏ではバロック時代の音楽をモチーフにしたメロディーを披露しています。

★DEEP PURPLE – Burn
CMでも有名な一曲。
2:07と3:55より間奏です。非常にクラシカルなメロディーが登場しています。

かの有名な日本のメタルバンドX JAPANのリーダーYOSHIKIもクラシック畑出身であるのは広く知られた話です。
上にも書いた日本を代表するメタルバンドGALNERYUSのリーダーSYUも幼少期よりピアノやバイオリンを弾いていたそうです。

このようにメタルとクラシック音楽の親和性は意外と高く、両音楽の仰々しいドラマティックな展開、そしてクラシカルなメロディやハーモニーは色々なきっかけで共通のファンを生むことになりました。

そして、多くのメタルバンドもクラシックとの融合を試みながら、1990年代にシンフォニックメタルというジャンルが確立するわけです。

【入門編】メタル初心者におすすめのシンフォニックメタルのナンバー

本ジャンルを代表するおすすめ曲を挙げます。
ぜひ聴いてみてください!

★RHAPSODY  – Emerald Sword
シンフォニックメタルと言えばこのバンド。このジャンルを語る上で必ずと言っていいほど登場します。
その中で一番有名かつ人気曲。超名曲です。
※このバンドは後に利権の問題でバンド名がRHAPSODY OF FIREに変わっています。

★RHAPSODY – Power Of The Dragonflame
オーケストラサウンドを伴うサビのクワイアはとても感動的です。

★ANGRA – Carry On
中心人物であるアンドレマトスは音楽学校でクラシックを学んだ後に、本楽曲収録のアルバムを発表しました。その後も数々の名曲を世に送り続けてきましたが、誠に残念ながら2019年、47歳の若さで永眠されました。
※先日発表されたUnlucky Morpheus「Carry on singing to the sky」はこの曲のオマージュソングです(記事はこちら)。

★KAMIJO – Throne
豪華なシンフォニックアレンジが施された壮大なコンセプトアルバムのラストトラック。
ぜひアルバム単位でも聴いてみてください!

最後に

「メタル」と「クラシック」
一見真逆に感じる音楽ですが、不思議と相性は良かったりします。
メタルとクラシック音楽の魅力を同時に味わえるシンフォニックメタルをぜひ聴いてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。