【Timo Tolkki’s Avalon】元STRATOVARIUSのリーダーが結成したメタルオペラ!

こんにちは。Dr.メタルです。
本日はTimo Tolkki’s Avalonについて書きたいと思います。

Timo Tolkki’s Avalonとは?

Timo Tolkki’s Avalonは、元STRATOVARIUSのリーダーのティモ・トルキが立ち上げたメタルオペラプロジェクトです。

ティモ・トルキと言えば、STRATOVARIUSのギタリストであり、メインコンポーザー、バンドのリーダーでありましたが、メンタル的な不安定要素があったり、以前からしばしば不明な発言トラブルで妙な話題になったりしていた人物です。

STRATOVARIUSを脱退した後も、そのような印象は変わらず、現在に至っています。

しかしながら、ティモ・トルキがSTRATOVARIUSにおいて残した数々の名曲には凄まじいパワーが宿っており、彼が素晴らしいメロディーメーカーであったことは疑いの余地がありません。

STRATOVARIUS脱退後は、REVOLUTION RENAISSANCEやSYMFONIAなどのプロジェクトを立ち上げ、バンド活動を続けていましたが、なかなかこれといった「傑作」を生み出せずにいた印象があります。
生み出す楽曲も「STRATOVARIUSの楽曲の焼き直し」などと言われてしまっていました(個人的には、REVOLUTION RENAISSANCEのファーストアルバムは結構好きでした。トビアス・サミットは、個人的に最も好きなボーカルの一人というのもありますが)。

そんなティモ・トルキが2013年に新たに立ち上げたのが、今回のメタルオペラプロジェクトです。

「多くの有名なメタルミュージシャンを呼んでメタルオペラを作る」というコンセプト自体が、そのプロジェクト名も含めて、まさにトビアス・サミットのプロジェクトのパ○リのような感想を誰しもが抱くもので、さすがにどういうメンタルをしているんだという気もしませんが、その辺りの裏事情は置いておいて良い音楽を聴かせてもらえるのであれば、それに越したことはないというものです。

「壮大なメタルオペラ」という感覚からすると若干キャッチーな要素が強いようにも感じますが、招集しているボーカルの顔ぶれも非常に豪華で、個々の楽曲を聴いてみると、実に今後も期待できる良い曲が揃っている印象です。

Timo Tolkki’s Avalonの名曲を紹介!

Timo Tolkki’s Avalonの名曲を紹介します。

実際、ところどころ「STRATOVARIUSのあの曲に似ているな」と感じるところはありますが、ティモ・トルキの書くメロディーはやっぱり素晴らしいと思います。

★Timo Tolkki’s Avalon – To the Edge of the Earth
ロブ・ロック(IMPELLITTERI)がボーカルを担当しています。
まさにメロディックスピードメタルの良いとこどりしたようなナンバーで、爽快です。

★Timo Tolkki’s Avalon – The Land of New Hope
ボーカルは元HELLOWEENのマイケル・キスクです。
非常にドラマティックに展開しながら、感動的なサビをマイケルの伸びのあるボーカルで歌い上げる名曲で、HELLOWEENのKEEPER 〜を彷彿させます。

★Timo Tolkki’s Avalon – Promises
ボーカルを務めるトッド・マイケル・ホール(RIOT V)は素晴らしいハイトーンボイスの持ち主です。
ティモ・トルキの持つ最大の強みであるキャッチーな要素をふんだんに含むスピードナンバーこそ、ハイトーンボーカルが綺麗にマッチします。

★Timo Tolkki’s Avalon – Give Me Hope
エドワード・ホーヴィンガ(元ELEGY)がボーカルを努めます。
仰々しいイントロから流れるようなボーカルメロディ、間奏の楽器群までとても爽快なメロスピチューン。過去のSTRATOVARIUSの楽曲を彷彿させたりもしますが、楽曲として完成されており、聴けば聴くだけ好きになるような楽曲です。

最後に

今回はTimo Tolkki’s Avalonを紹介しました。
色々とツッコミどころの多い人物ですが、なんだかんだで人の心を動かす力の持つメロディーメーカーであることは間違いありません。

北欧メタルやメロディックスピードメタル、パワーメタルといった分野を代表するソングライターであり、数々の魅力あるボーカルとのコラボで生み出されるケミストリーを楽しみながら、今後にも期待したいと思っております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。